オーディエンスとは

オーディエンスとは、「メッセージ配信」や「ステップ配信」の際に、配信対象を詳細に指定できる機能です。

メッセージ配信では、一斉配信の他に属性による絞り込み配信が可能ですが、オーディエンスを活用することで「メッセージをクリックした人」「店内に設置しているQRコード経由で友だち追加した人」など、ユーザーアクションに応じた詳細な指定が可能になります。

■属性による絞り込みとは？

配信対象の絞り込みには、「オーディエンス」の他に「属性」もあります。「属性」は友だちの性別や年齢、友だち期間などの属性情報から絞り込むことができ、オーディエンスと併用することができます。

また、属性情報はLINEユーザーが保有するスタンプ、友だち追加しているLINE公式アカウントなどの利用状況から推定された"みなし属性"となります。

オーディエンスタイプ

設定できるオーディエンスは現在9つあり、それぞれ効果的に利用できるシーンや用途が異なります。

■開封率をアップ

メッセージ配信の開封率などを向上させたい場合、「メッセージクリック」「メッセージインプレッション」のオーディエンスを活用するのがおすすめです。

過去に配信したメッセージを表示した、またはクリックしたユーザー（配信内容やLINE公式アカウントに興味があると推定されるユーザー）を対象に指定できるため、開封率の向上に期待できます。

■一部のユーザーを除外して配信したい

同じ訴求を複数回配信したいが、一度見た人には送りたくないという場合、「メッセージクリック」や「メッセージインプレッション」のオーディエンスを作成しましょう。作成したオーディエンスを除外して配信することで、まだ見ていないユーザーだけにメッセージを配信することができます。

■チャットでやり取りをしたユーザーにタグをつけて一斉配信

「チャット」機能では、チャットで連絡したことがある友だちに任意のタグが設定できます。また、設定に応じた「チャットタグオーディエンス」を作成できます。例えば、チャットで友だちの誕生月をタグとして設定し、毎月、誕生月の友だちだけにクーポンを配信するなどの施策が実施可能です。

■リッチメニューに反応したユーザーに配信したい

リッチメニューをクリックしたユーザーや、リッチメニューをまだ見ていないユーザーに絞り込んで配信したい場合、「リッチメニュークリック」「リッチメニューインプレッション」のオーディエンスを活用しましょう。

例えば、リッチメニューに自社コンテンツへの導線を設置しており誘導を強化したい場合、まだリッチメニューを表示していないユーザーに絞り込んでメッセージを配信して訴求することができます。

■友だち追加経路別にメッセージを送りたい

「追加経路オーディエンス」では、友だち追加の経路ごとにオーディエンスを作成し、メッセージ配信に活用することができます。

複数店舗がある場合、店舗ごとに友だち追加QRコードを作成することで、特定の店舗から追加した友だちだけを対象にメッセージが送れたり、Webサイト上での友だち追加か、店舗での友だち追加によって配信内容を出し分けるなどの活用方法も考えられます。

■LINE Tagを活用したオーディエンス作成

「ウェブトラフィックオーディエンス」では、LINE Tagのトラッキング情報をもとにしたオーディエンスが作成可能です。LINE Tagの利用を開始するとオーディエンスが作成可能になります。

※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。

■LINEで予約を利用したユーザーを対象にしたオーディエンス作成

「予約オーディエンス」は、「LINEで予約」を利用しているアカウントのみ利用できる機能です。LINEで予約経由で予約したユーザーだけを対象にオーディエンスを作成することで、再来店を促すことができます。

▼設定方法をマニュアルで確認する