「応答メッセージ」の活用でワンオペの課題を克服

ビューティー サロン Be+

茨城県つくば市で、フェイシャルエステや脱毛などのサービスを提供する「ビューティー サロン Be+（ビープラス）」は、実質スタッフ1名で運営する個人エステ店です。

予約受付のためにLINE公式アカウントを開設した同店では、施術料金を割引する「クーポン」や「ショップカード」などを活用し、新規ユーザーの獲得から再来店の促進まで、LINEを使ったコミュニケーションをうまく機能させて250名を超えるリピーターを獲得しています。

また、施術中にかかってくる電話対応に頭を悩ませていましたが、問い合わせ内容で多かった「駐車場はどこですか？」という質問に対し、「応答メッセージ」で駐車場の場所を説明するためのテキストと画像を返信内容として設定。結果、電話での問い合わせがほぼなくなり、施術に集中できるようになったそうです。

コロナ禍だからこそ必要だったサロンの「緊急連絡網」

A'z hair

大阪府で2店舗を展開する「A’z hair（アズヘアー）」は、ヘアメニューに加えてまつ毛パーマや着付けも行うトータルビューティーサロンです。2020年4月上旬に新型コロナウイルス（COVID-19）の感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、休業などに関するユーザーへの連絡手段の一つとしてLINE公式アカウントを開設しました。

開設前は電話や予約サイトのメッセージ機能を使ってユーザーと連絡を行っていましたが、電話番号が古かったり、電話に出てもらえないケースもあり、緊急連絡における不便さを実感したそうです。LINE公式アカウントの導入に際しては、「お客さまとそのご家族を守るため、万一の事態（新型コロナウイルスへの感染）がサロンで発生した際などの緊急連絡に使わせていただきたい」と案内して友だち追加を促しました。

その後、来店するユーザーの間でLINE公式アカウントの認知度は徐々に上がり、最近では「トークで予約できるようにしてほしい」などのリクエストをユーザーから要望されるまでになりました。

広告を利用せずに2,500人まで友だち数が増加

L'la citta

新潟県長岡市で店舗を構える美容室「L'la citta（ララチッタ）」は、2名で店舗を運営していたことから顧客対応中にかかってくる電話に対応できず、機会損失を課題に感じていました。その解決策として導入したのが、2014年11月に開設したLINE公式アカウントでした。

電話での問い合わせに慣れているユーザーをLINE公式アカウントに誘導するため、LINE公式アカウント経由で予約したユーザーに対し、会計時にサイコロを振ってもらって出た目に応じてキャッシュバックを受けられるという特典を付与しました。

顧客の約5割が予約サイトを経由せずリピート客へ

1001mille

東京・吉祥寺を中心にヘアサロンを展開する1001mille（ミル）では、サロン予約システム「Reservia（リザービア）」が提供する来店予約受付のLINEミニアプリを導入しています。LINEミニアプリの導入とともに紙のポイントカードを完全に廃止。LINE公式アカウントの「ショップカード」に集約し、LINEミニアプリ経由で予約したユーザーには、従来の2倍のポイントを付与しています。

結果、導入してわずか3カ月でLINEミニアプリ経由の予約数が外部の集客サイト経由の予約数を上回りました。以前はオンライン予約の8割以上が外部の予約サイト経由でしたが、現在は5割程度に減少しています。

さらに、電話予約の割合も3割ほど減少したことで、スタッフが目の前の接客に集中できるようになるなど、副次的な効果も生まれているそうです。

美容室やサロンでは、予約率を引き上げ、リピーターを育成することが重要です。LINE公式アカウントを活用して店舗オペレーションのコストを削減しつつ、ユーザーの利便性を高めてリピーター化を目指しましょう。

美容室・サロンの活用事例は、下記のページでも紹介しています。 https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/case-study/beauty/