動画クリエイティブを活用しよう
レッスン 3/6 5分
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ユーザーの印象により残りやすい広告を作るにはどうすればいいですか?
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動画クリエイティブを活用して、より多くの情報をユーザーに伝えましょう!
このレッスンではユーザーへの訴求力アップが見込める「動画クリエイティブ」について解説します。静止画クリエイティブとの違いや、制作や配信におけるポイントを押さえれば、効果的に広告を配信することができます。
動画クリエイティブを活用して、配信効果を高めよう
動画広告は動きと音声を組み合わせてより多くの情報を届けることができるため、ユーザーへの訴求力アップが見込めます。
「LINE広告におけるクリエイティブのポイント」で学んだように、クリエイティブは複数のフォーマットや訴求軸で作り分け、それぞれの配信効果を見極めることが大切です。静止画だけでなく動画クリエイティブにも取り組み、自社の商材やサービスに合った広告を配信しましょう。
動画クリエイティブの特徴
動画広告の最大の特徴は、ユーザーの視覚と聴覚に訴えながらより多くの情報を伝えられる点です(※音声は広告サービスや視聴環境によって聞こえないケースがあります)。
そのため、静止画クリエイティブと比較してユーザーの印象に残りやすく、ブランド認知度や購買意欲の向上に効果的です。LINE広告においては、LINEの配信面の中でも大きめの枠に表示される可能性が高いので、動画クリエイティブを通じてより多くのメッセージを伝えやすいといったメリットもあります。
ただし、静止画クリエイティブと比較すると制作コストが高くなるケースが多く、作り込みによっては時間もかかってしまいます。静止画と動画、それぞれのクリエイティブにバランスよく取り組み、クリエイティブを用意しましょう。
また、LINEには「LINE VOOM」のように動画広告をより自然に届けられる配信面もあり、動画は今後一層の活用が期待されています。
動画クリエイティブを活用する際のポイント
実際に動画クリエイティブを活用する際、覚えておきたいポイントを解説します。
動画の特性をよく理解する
実際に制作する前に、自身がスマホを使って動画広告に触れる際のことをイメージしてください。思わず視聴してしまう動画広告には次のような特徴があります。
多くの動画コンテンツが存在するネット環境で、ユーザーは必ず最後まで動画広告を見てくれるとは限りません。そのため、離脱されてもしっかりとメッセージが伝わる構成や、LINE広告のようなモバイル環境を前提とした内容(動画のサイズや音声の有無など)に仕上げましょう。
また、動画0秒地点の内容はサムネイルとして表示されるので、最初に広告で伝えたいメッセージをなるべく入れてユーザーの興味・関心を喚起しましょう。冒頭に“フック”を持たせることができれば、長く視聴してもらえる可能性が高まります。思わず続きが見たくなる動画クリエイティブなるよう、工夫してください。
複数の訴求軸で動画クリエイティブを作成する
静止画クリエイティブと同様、商品そのものを訴求するもの、使用感を訴求するもの、お得さ(価格)を訴求するものなど複数の訴求軸で作り分けましょう。それぞれのクリエイティブをフォーマット(配信面のサイズ別)によって用意すれば、配信後にさらなる検証ができるでしょう。
また、動画クリエイティブは1フレーム目/1シーン目で、ユーザーのその後の視聴継続を左右します。なるべく印象の強い要素を初めに持ってくるとともに、冒頭だけバリエーションを増やして動画を作り分けてもよいでしょう(詳しくは、本コースの「クリエイティブを素早く用意するために」参照)。
なお、「バーティカル」のフォーマットの場合は、タップ後は9:16比率になりますが、タップ前は3:4比率で上下トリミングがされた状態で配信されます。レイアウトに注意して、あらかじめ3:4のスペースに重要な情報が収まるように動画を制作してください。
広告グループを分けて入稿する
動画クリエイティブを利用する際は、静止画クリエイティブと分けて広告グループを作成し、広告を配信しましょう。それにより、動画と静止画それぞれの配信効果を分けて振り返ることができるので、運用改善が進みやすくなります。
ユーザーの印象により残りやすい特徴を持つ「動画クリエイティブ」を活用して、配信効果を高めましょう。
まとめ
・「動き」と「音声」を組み合わせ、より多くの情報を届けられるのが動画クリエイティブの特徴です。
・動画クリエイティブは訴求軸やフォーマットで作り分けるとともに、冒頭に重要な訴求内容を入れてユーザーの興味・関心を喚起しましょう。
・静止画、動画は広告グループを分けて入稿し、それぞれの配信効果を検証しましょう。