新規集客の30％がLINE広告経由！パターン検証で得られた知見とは

株式会社スナックミー

おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me（以下、スナックミー）」は、2015年の創業以来、堅実なマーケティング施策が功を奏し、ユーザー数を伸ばしています。さらなる新規ユーザーの獲得を目指し、LINE広告を活用しています。

静止画クリエイティブの場合、カメラマンが撮影した綺麗な構図のものより、ユーザーがスマートフォンで撮影したような親近感のある画像のほうが、CTR（クリック率）が3.6倍と圧倒的に高いといいます。LINE広告の配信面の一つである「LINE NEWS」は報道写真が多いため、こうした親近感のある画像が逆にユーザーの目を引くのではないかと分析しています。

その他、タイトルは、「機能訴求」と「ベネフィット訴求」の2つのパターンで検証しました。機能訴求とは、「毎月届く自分専用のおやつの定期便」「届く時のワクワクをお楽しみください」というように、プロダクトの機能や魅力の紹介に軸を置いたタイトルです。一方、ベネフィット訴求は「私がコンビニのおやつを買わなくなった理由」など、プロダクトによってユーザーが得られる具体的な変化や効果を軸にしたものです。

この2つで検証したところ、ベネフィット訴求のほうが機能訴求よりも新規獲得率が約2倍高くなることがわかりました。「自身の利用シーンをイメージしやすい点が、配信効果に表れたのかもしれない」と同社の担当者は語ります。

地域密着型ラーメン店がLINE広告で友だち数が7倍！

有限会社黒亭

熊本県内に4店舗を展開するラーメン店「黒亭」は、店舗用とECサイト用の2種類のLINE公式アカウントを開設して、ユーザーにとってお得なキャンペーン情報やクーポンなどを配信しています。

しかし、各店舗での声がけやPOPの掲示で友だち追加が見込める店舗アカウントと異なり、ECショップアカウントは友だち数が500人ほどで伸び悩んでいたそうです。そんな状況を打破したのが、LINE公式アカウントの友だちを集める広告が配信できるLINE広告の「友だち追加」でした。

広告の配信時、友だち追加の特典を設けるとともに、クリエイティブを3〜5種類用意して、配信効果を比較しながら月に1,2度の更新。その結果、LINE広告を利用し始めた2019年冬以降、月2～3万円程の予算で運用を続けたところ、約500名だった友だちは3,700名（2020年8月時点）と7倍以上に増加したそうです。

配信面を意識したクリエイティブでCTRが200%改善！

株式会社ディー・エヌ・エー

数多くの人気ゲームタイトルを手がける株式会社ディー・エヌ・エー（以下、DeNA）では、LINE広告を活用して、アプリの新規ユーザーの獲得で効果を上げています。

新規ユーザーを増やすためのクリエイティブは、常にPDCAを回して改善を行っています。特に目覚ましい改善があったのは、アプリゲーム「逆転オセロニア」で実施したキャンペーンでした。最初のクリエイティブでは、3体の有名キャラクター画像にコピーを15文字程度載せていましたが、LINE NEWSに掲載する「カード」のフォーマットでは視認性が低くなることに着目し、掲載キャラクターを1体に絞り、コピーも4文字に削減。その結果、CTRが200%以上改善し、CVR（コンバージョン率）も110%以上改善しました。

結果的にCPI（アプリのインストールにかける費用）も改善し、配信面を意識したクリエイティブ作成の重要性を改めて実感したそうです。

クリエイティブの改善は継続的に行う必要があります。LINE広告の配信面の特徴や、伝えたい商品やサービスのイメージなどを踏まえ、さまざまなアプローチを試してクリエイティブの「勝ちパターン」を見つけましょう。

その他のLINE広告の事例はこちらからご確認ください。

※本レッスンの事例内の数値や画像、役職などの情報はすべて取材時点のものです

Creative Labで簡単にクリエイティブ制作

LINE Ad ManagerからLINE広告で使用するクリエイティブを簡単に制作できるツールCreative Labを利用すれば、手間をかけずに簡単にクリエイティブを作成することができます。

一からクリエイティブを制作するのが難しい場合は、Creative Labでプロが制作したテンプレートを活用しましょう！