飲食店での運用ポイント
レッスン 1/3 7分
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飲食店においてLINE公式アカウントをうまく活用するポイントはありますか?
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飲食店の売り上げをアップさせるには、リピーターを増やすことが重要です。 友だちのリピーター化を目的にLINE公式アカウントを活用しましょう。
友だちのリピーター化にLINE公式アカウントの活用が有効な理由と、飲食店がLINE公式アカウントを運用する際のポイントを紹介します。
飲食店の売上アップのカギを握る「常連客」
飲食店の売り上げを上げるには、リピーターの存在が重要です。「パレートの法則」(イラスト1)が示すように、全体売上の中心となるのは特定のリピーターの売り上げです。
また、新規で来店したユーザーが2回目に来店するのは全体の約10%とされています。3回目以降は来店率が上がっていくため、2〜3回目の来店率を増やせるかが、その後、リピーターになるかのカギを握ることが分かります(イラスト2)。
リピーター化に「LINE公式アカウント」が活用できる理由
LINE公式アカウントは、初回来店ユーザーに友だちになってもらい、その後、継続した利用・来店を促すためのコミュニケーションツールです。日常的に家族や友人とのやり取りにLINEを利用するユーザーが多いため、メッセージの閲覧率が高いという傾向があります。
実際、LINE公式アカウントを友だち追加したユーザーのうち、「企業・店舗からのメッセージを読んだ」ユーザーは69.9%、「企業・店舗から送られてきたクーポンを利用した」ユーザーは58.7%にも上ります。また、LINE公式アカウントから配信されるメッセージの開封率は約70%、クーポン利用などのアクション率も約60%と、高い反応率に期待できます。
※LINEヤフー社調べ:インターネット調査(2021年1月実施/全国15~69歳のLINEユーザーを対象 サンプル数2.060)
リピーターにつなげるための運用ポイント
ユーザーをリピーター化するため、どのようにLINE公式アカウントを活用するのか、運用のポイントについて解説します。
定期的なメッセージ配信
メッセージでの情報発信はユーザーの来店を促す重要な機能ですが、不定期や一度だけの配信では効果が薄く、定期的な配信が重要になります。お店の存在を思い出してもらうためにも、メッセージ配信によってユーザーとの継続的な接点を維持しましょう。
実際、ユーザーに対してLINE公式アカウントからのメッセージ配信の頻度についてアンケートを実施したところ、年代を問わず1週間に1~3回程度の配信が適切と回答したユーザーが最も多い結果となりました。
※「LINE公式アカウントから届く企業からのメッセージはどれくらいの頻度が適切ですか?」に対する回答の年代別割合
適切な配信内容
1週間に1~3回程度(月に4回以上)という配信頻度だけでなく、配信内容についても検討が必要です。ユーザーにメリットのあるお得な情報や特典以外にも、配信対象となるユーザーの興味を引くような内容を意識しましょう。
多彩な機能を活用してPDCAを回す
メッセージ配信以外にも、LINE公式アカウントには無料で使える多彩な機能が用意されています。さまざまな機能を活用して、来店促進や顧客理解、接客工数の削減などにつなげていきましょう。
例えば、メッセージやクーポンなどの施策の結果を分析することで、ユーザーが「どのような情報を求め、どの商品に興味があるか」といったニーズが可視化できます。分析した結果をもとに、より効果の高い配信内容を見定めていきましょう。
また、リピーターを増やすために紙のスタンプカードやポイントカードを配布している飲食店もありますが、キャッシュレス決済などの普及でポイントカードや会員カードを持ち歩かないユーザーも増えています。
一方、ショップカードであれば、ユーザーの利便性を向上しながら来店を促進することができます。まずは2〜3回目の継続した来店を促すため、特典がもらえるまでのポイント数を少なく設定するなどで運用を始めてみましょう。
ショップカードの詳しい設定方法などは、下記のレッスンをご確認ください。
飲食店では多彩な機能があるLINE公式アカウントをどのように活用してリピーターを増やすかがカギを握ります。運用のポイントを参考にしながら、リピーターを増やしていきましょう。
まとめ
- 売り上げを上げるためには、大部分を占めるリピーターを増やすことが大切です。
- 施策を行った後は効果を分析し、次の施策内容に生かしていきましょう。