知っておくべき基本用語集
レッスン 2/6 5分
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「CTR」や「リーチ」などの広告に関する用語が理解できません。
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まずは基本的な用語から覚えていきましょう。
このレッスンでは「LINE広告」の運用で必要になる用語を解説します。今後のレッスンでも頻繁に出てくる用語なので、しっかり内容をおさえておきましょう。
広告に関する用語を理解すると、運用の幅が広がります
LINE広告をはじめとした運用型広告には、多くの用語が登場します。最初は戸惑うかもしれませんが、日頃、スマホを利用する中で広告を目にするシーンや流れをイメージすると、用語の理解にも役立ちます。
用語は「入札(費用)」「ターゲティング」「広告バナー」「その他」の4つのカテゴリーに分けて紹介します。
広告を表示させるための「入札(費用)」にまつわる用語
運用型広告は、オークションに勝った広告が表示されます。オークションの入札方法や、広告の配信効果を測るときにおさえたい用語を紹介します。
オークション
広告枠にどの広告を表示するかを決める、オークション形式の選定プロセスのことです。
入札方法
LINE広告には「手動入札」「自動入札」という2つの入札方法があります。広告を届ける対象や期待する配信効果に合わせて選択しましょう。
CPC課金(Cost Per Click 課金)
広告がクリックされる度に費用が発生する課金方式です。広告が表示されるだけでは費用が発生しないため、クリックを多く獲得したい場合に適しています。
CPM課金(Cost Per Mille 課金)
広告が1,000回表示される度に費用が発生する課金方式です。1,000回表示されるごとの単価を「CPM」と呼びます。より多くのユーザーに広告を見てもらいたい場合に適しています。
インプレッション
広告がユーザーに閲覧され、その広告が画面上で表示された回数のことです。
クリック
表示された広告を、ユーザーがクリック(タップ)することです。
CPC
Cost per Clickの略で、1クリックしてもらうのにかかった「クリック単価」のことです。CPCの目標を立てる場合は、下記のように算出します。
CTR(クリック率)
Click Through Rateの略で、広告の表示回数に対してどの程度クリックされたかの「クリック率」を表します。クリック数÷インプレッション数で算出します。
コンバージョン(CV)
広告をクリックしたユーザーがWeb上で起こすアクションのことです。商品の購入や、資料のダウンロード、問い合わせ、会員登録、アプリのインストールなど、広告を配信する目的によってコンバージョンの定義も変わります。
CVR(コンバージョン率)
Conversion Rateの略で、クリック数に対してどの程度コンバージョンされたかを表す数字です。コンバージョン数÷クリック数で算出できます。
CPA
Cost Per Actionの略で、1人のユーザーを獲得するためにかかった「顧客獲得単価」を表します。CPAの目標を立てる場合は、下記のように算出します。
CPF
LINE広告では「友だち追加単価」を意味する用語です。広告にかけた予算に対して、どれだけLINE公式アカウントの友だちが増えたかを測る指標になります。CPFの目標を立てる場合は、下記のように算出します。
KPI
Key Performance Indicatorの略で、「重要業績評価指標」を意味する用語です。目標を達成する上で、その達成度合いを測るための数値指標のことです。
広告を届ける対象を指定する「ターゲティング」にまつわる用語
年齢・性別・属性・地域などで、広告を配信する対象を指定することを「ターゲティング」といいます。ターゲティングについておさえたい用語を紹介します。
オーディエンス
広告の配信対象となるユーザーのことです。
リーチ
広告を見たユーザー数のことで、広告の到達率を表す指標です。
オーディエンスセグメント配信
LINE広告には、指定した地域、ユーザーの登録情報や行動履歴などのみなし属性*をもとに、さまざまなターゲティングができる「オーディエンスセグメント配信」という配信機能があります。
※これらのオーディエンスデータはLINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、 LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類した「みなし属性」および、実購買の発生した購買場所を「購買経験」として個人を特定しない形で参考としているものです。
「みなし属性」とは、LINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、 LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類したものです。(分類の元となる情報に電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まれません)
リターゲティング
1回以上、Webサイトへ訪問したことがあるユーザーに対して広告を配信する手法です。LINE広告でリターゲティングを行いたいときは、「オーディエンス配信」という機能を利用してください。オーディエンス配信では、たとえば、ECサイトなどで初回購入したユーザーを識別して、再び購入を促す広告などを配信することができます。
類似ユーザーへの拡張配信(類似配信)
LINE広告には「類似配信」という機能があり、基となるオーディエンスに類似したユーザーをLINE内で新たに探し出し、広告を配信する手法です。オーディエンスを広げながら、配信効果をアップさせたいときに有効です。たとえば、ECサイトで一度購入したユーザーに似たユーザーに向けて広告を拡張して配信することができます。
ユーザーが目にする「広告バナー」にまつわる用語
ユーザーが実際に広告を目にしたとき、クリックするかどうかに大きく関わる「広告バナー」に関する用語を紹介します。
広告
主に、ユーザーに表示される広告は「クリエイティブ」、「タイトル」、「ディスクリプション」の3つに分けることができます。
配信面
広告が掲載される場所を指します。LINE広告では、LINEのトークリストやタイムラインだけでなく、LINE NEWSなど各種関連サービスにも広告が配信されます。「LINE広告ネットワーク」を通じて、提携する外部アプリへの広告配信も可能です。
ランディングページ(LP)
LPと略して表記されることが多く、広告をクリックしたユーザーが次に遷移するページを指します。
広告運用にまつわるその他の用語
そのほか、LINE広告の管理画面の見方や運用に役立つ用語を紹介します。
管理画面
広告の運用を行う専用画面のことです。LINE広告では「LINE Ad Manager」という管理画面が提供されていて、各種配信設定のほか、支払いに利用するクレジットカード登録などを行うことができます。
アカウント構造
広告がどのように構成されているかを示したものです。LINE広告は、グループ、広告アカウント、メディア(アプリ、画像、動画)、キャンペーン、広告グループから成り立っていて、それぞれ設定する項目が異なります。
キャンペーン
広告アカウントごとに紐付き、配信の目的・配信期間・期間中の予算を管理できます。
広告グループ
キャンペーンごとに紐付き、配信オーディエンス、配信先、入札方法、一日の予算を管理できます。
タグ
広告の配信効果を分析するために、あらかじめWebサイト上の任意のページURLに埋め込む情報です。LINE広告では「LINE Tag」というタグを用いて、コンバージョン数などを計測できます。
SDK(Software Development Kit)
アプリごとに用意されたソフトウェア開発キットのことです。SDKを利用することで、アプリの継続率やアプリ内でユーザーが取ったアクションなどを確認することができるようになります。
難しい用語があったかもしれませんが、1つずつ覚えていくことでLINE広告の活用の幅も広がります。
まとめ
- 用語は「入札(費用)」、「ターゲティング」、「広告バナー」など、カテゴリーごとに覚えるのがコツです。
- 「CPF」や「オーディエンス配信」などLINE広告特有の意味を持つ用語も、1つずつ整理しながら覚えていきましょう。