運用の効果を上げるコツ(中級)

レッスン 3/3 5分

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基本的な改善方法以外に、メッセージ配信の効果を高めるテクニックはありますか?

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少し高度な活用になりますが、配信対象の絞り込みやA/Bテストメッセージ、タグの設置による計測なども管理画面から実施することができます。

配信時間や内容の改善だけでなく、配信する対象を絞り込むターゲティング、どちらのメッセージがより効果的なのかを探るA/Bテストメッセージ、タグの設置による効果計測方法など、さらに配信の効果を改善するための方法について紹介します。

メッセージの配信対象を絞り込む

メッセージ配信では、ターゲットリーチが100人以上の場合に限り、年代・性別・地域などの属性を指定して配信対象を絞り込むことができます

例えば、女性向けのキャンペーン情報を配信したい時、男性の友だちに配信しても効果は期待できず、プランごとに決められている1カ月の無料通数の一部を無駄に消費してしまうことになります。ユーザー視点で考えても、自分とは関連性のないメッセージが送られてくることによってブロックしてしまう可能性があります。配信内容に適した対象の絞り込みは、開封率やクリック率などの配信効果と費用対効果に改善につながります

メッセージの配信対象を絞り込む

A/Bテストでどちらが効果的なメッセージかを比較する

配信内容に関して課題を抱えている場合、画像やテキストの反応の違いが確認できるA/Bテストメッセージを活用しましょう。

A/Bテストメッセージとは、一部のユーザーに先行して2種類のメッセージを同時に配信し、反応率が高かったメッセージを残りのユーザーに配信する機能です。例えば、メッセージAを配信対象の10%、同様にメッセージBも10%のユーザーに配信し、CTRが高かったメッセージAを残りの80%に本配信するという仕組みです。

詳細な設定方法については、下記のマニュアルをご確認ください。 https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/ABtestingbroadcast/

配信イメージ

A/Bテストでどちらが効果的なメッセージかを比較する

また、A/Bテストメッセージで配信するメッセージは、一部のテキストや画像を変えたり、配信する順番を組み替えるなどの軽微な違いに留めることも重要です。テキストや画像などの内容が全く異なる2種類のメッセージでテストを行っても、どの要素が要因で優位な結果が得られたのか、分析や検証が難しくなるためです。

A/Bテストメッセージの例

A/Bテストでどちらが効果的なメッセージかを比較する

リッチメッセージのクリエイティブの順番を組み替えてA/Bテストメッセージを配信。両方のCTRの違いを確認することで、クリック数に影響するのがテキストや画像などの要素なのか、配信する順番なのかを検証することができる。

分析1)動画を使用した場合、最後に配信する要素は動画よりも静止画の方がCTRは高い

メッセージ配信の中に動画要素を組み込む場合、最後の要素は動画よりも静止画にした方が、CTRは高い傾向にあるという結果があります。動画を使用する際は意識してみてください。

動画を使用した場合、最後に配信する要素は動画よりも静止画の方がCTRは高い

※紹介する事例は傾向分析であり、配信効果を保証するものではありません

分析2)最後のクリエイティブ内容でCTRに差が出る

メッセージの最後に表示されるクリエイティブは、商品のイメージや特長(機能性)などがパッと見て分かりやすいクリエイティブにした方が、CTRは高い傾向にあります。

最後のクリエイティブ内容でCTRに差が出る

※紹介する事例は傾向分析であり、配信効果を保証するものではありません

LINE Tagで成果を確認

「LINE Tag」とは、LINE公式アカウントで配信したメッセージの成果(コンバージョン)が確認できる計測機能です。メッセージ配信などから誘導した外部サイトにタグを設置することで、LINE公式アカウントから流入したユーザーが外部サイトで取った行動(商品購入や会員登録)が計測できるようになります。

誘導先となるWebサイトなどに計測用のタグを設置するため、少し高度な作業が必要となりますが、ユーザーの行動を分析することで、費用対効果の可視化とともに運用改善に重要な情報を取得することができます。

LINE Tagの詳細な設定・利用方法については、下記のマニュアルをご確認ください。 https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/line-tag/

まとめ

  • メッセージの配信対象を絞り込むことで、開封率やクリック率などの配信効果と費用対効果を改善することができます。
  • A/Bテストメッセージを活用すれば、配信する画像やテキストの反応率の違いを検証することができます。
  • メッセージ配信で誘導したWebサイトにLINE Tagを設置することで、遷移先での購買や会員登録などの行動データが計測できるようになります。

理解度チェック

メッセージ配信の運用効果を高めるテクニックとして、誤っているものは次のうちどれでしょう?(1つだけ選択)

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