広告グループ作成の見本
レッスン 3/4 10分
男性のアイコン
「広告グループの作成」では、どんな設定が必要ですか?
男性のアイコン
各項目の詳細とポイントを、見本とあわせて紹介します!
キャンペーンの作成の次に行う「広告グループの作成」について、見本となる具体例な入力内容と共に紹介します。
1.広告グループは「ターゲット」「配信先」「入札方法」を設定する
キャンペーンの作成の次に行う設定が「広告グループの作成」です。広告グループは、広告配信の「ターゲット」「配信先」「入札方法」を設定します。
なお、キャンペーンの作成にて「キャンペーン予算の最適化」を適用していない場合、「1日の予算」も広告グループで設定します。
2.ターゲットを設定する
ターゲット設定(ターゲティング)では、広告を届けたいユーザー層を設定します。 LINE広告のターゲティングには3つの種類があります。(LINE広告の基礎知識② ターゲティング編)
キャンペーンの目的、ターゲットに応じて使い分けましょう。
- オーディエンスセグメント配信
- オーディエンス配信
- 類似配信
また、簡単にターゲット設定したい場合、「自動ターゲティング」機能の活用をおすすめします。自動ターゲティングは、ターゲットの「地域」「性別」「年齢」「OS(iOS、Android)」をそれぞれ任意で設定すると、アクションが見込めそうなユーザーに自動的にターゲティングする機能です。
自動ターゲティングが利用できるのは、以下のキャンペーンの目的と自動入札の場合です。
キャンペーンの目的
- ウェブサイトへのアクセス
- ウェブサイトコンバージョン
- アプリのインストール
- アプリのエンゲージメント
自動入札
- クリック数の最大化
- コンバージョン数の最大化
- インストール数の最大化
- 購入イベント数の最大化
- オープンイベントの最大化
3.配信先を設定する
広告の配信先を設定します。配信先の設定には「自動配置」と「配信先を編集」の2種類があり、「自動配置」をおすすめします。
LINE広告には、LINEアプリのトークリストやLINE NEWSなどの配信面に広告配信できる①LINEと、LINE広告を通じて11,000(2023年9月末時点)を超えるアプリに広告配信できる②LINE広告ネットワークがあり、「自動配置」を選択すると①LINEと②LINE広告ネットワークの両方に広告配信されます。
「配信先を編集」を選択すると、①LINE、②LINE広告ネットワークのいずれかを選ぶことができます。
4.入札方法を設定する
LINE広告の入札方法には「自動入札」と「手動入札」があり、多くの場合、「自動入札」を推奨します。(LINE広告の基礎知識③ 入札編)
なお、キャンペーンの作成で「キャンペーン予算の最適化」を適用している場合、入札方法は自動入札のみとなります。
自動入札の設定方法
キャンペーンの目的によっては、自動入札の種類が複数あります。
キャンペーンの目的がウェブサイトコンバージョンの場合、自動入札は以下の2種類があります。
- コンバージョン数の最大化を目的に自動で設定
- クリック数の最大化を目的に自動で設定
コンバージョンを「商品の購入」とする場合、自動入札は「コンバージョン数の最大化を目的に自動で設定」を選択し、自動最適化の対象は「標準イベント(購入)」とすることをおすすめします。
ただし、標準イベント(購入)を選択する際は、あらかじめ「標準イベントコード」を設置する必要があるため、設置が難しい場合は「コンバージョン」を選択しましょう。
入札戦略の設定方法
自動入札を選択した場合、入札戦略の設定が必要です。入札戦略は3つの種類から選択します。
- イベント単価の上限を設定
- イベント単価の目標を設定
- 単価の上限なしで1日の予算の消化の最大化
なお、キャンペーンの作成で「キャンペーン予算の最適化」を適用している場合、入札戦略はすでにキャンペーンで設定しているため、広告グループでの設定は不要です。
どの入札戦略を選択するべきか迷った場合は、「イベント単価の上限を設定」をおすすめします。
イベント単価の上限は、目標とするCPA(イベント単価)より高めに設定することをおすすめします。
金額が低い場合、広告が配信されづらくなる可能性があります。
5.1日の予算を設定する
1日の予算では、1日あたりにかける予算の目安を設定します。
広告予算が決まっている場合、「広告予算÷配信日数」を1日の予算として設定しましょう。もしくは、「目標CPA×1日に獲得したいコンバージョン数」で設定しましょう。 1日の予算はあくまで目安のため、1日あたりの「上限予算」ではない点に注意しましょう。
なお、キャンペーンの作成で「キャンペーン予算の最適化」を適用している場合、1日の予算はすでにキャンペーンで設定しているため、広告グループでの設定は不要です。
6.広告グループの作成での注意ポイント
広告グループは、設定によって配信効果が低下してしまう場合があります。
特に注意すべき3つのポイントを押さえて広告グループを作成しましょう。
1.広告グループの「細分化しすぎ」に注意
広告グループを細分化しすぎるのは避けましょう。広告グループを細分化しすぎると、機械学習に必要なコンバージョン数が蓄積されず、広告配信のパフォーマンスが低下する恐れがあります。
機械学習が働く目安は、広告グループごとに30日間で40コンバージョン(イベント)の蓄積です。コンバージョン数が40件に満たない広告グループが複数あるような設定は見直しましょう。
2.ターゲティングの「狭めすぎ」に注意
ターゲティングの狭めすぎは広告配信されづらくなるため、最初はターゲットを広めに設定しましょう。
特に避けてほしい設定は下記です。
- 年齢層を狭くしすぎる
- 配信初期から趣味・関心などユーザー属性の詳細を設定する
- リターゲティング配信で年齢・性別を細かく分ける
3.金額が低い入札、1日の予算に注意
入札戦略で「イベント単価の上限を設定」を選択すると「上限CPA」を、「イベント単価の目標を設定」を選択すると「目標CPA」を設定しますが、金額が低すぎると広告配信されづらくなります。
入札設定での上限CPA、目標CPAは、目標とするCPAより高めに設定しましょう(目安は約1.2倍)。
また、1日の予算が「1,000円」など低い金額だと、コンバージョンが発生する前に予算に到達したり、十分なクリックやコンバージョンが得られない可能性があります。
7.迷ったら参考にしたい広告グループ例
広告グループの作成例を紹介します。設定に迷ったら、例を参考に広告グループを作成してみましょう。