効果を確認して改善していこう
レッスン 2/2 5分
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運用前に目標を決める必要はありますか?
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運用効果を測る意味でも、目標を決めて確認と改善を繰り返すことが重要です!
LINE公式アカウントやLINE広告の運用を始める前に、目標設定や効果測定、改善は重要な要素です。目標設定の方法と効果測定・改善の実行サイクル「PDCA」について紹介していきます。
適切な目標設定が重要
LINE公式アカウントやLINE広告の運用効果を高めるためにも、目標設定は重要な要素です。ただし、現実的な目標でなければ役に立ちません。「SMARTの法則」というフレームワークを紹介するので、参考に現実的で適切な目標を設定してみましょう。「SMARTの法則」とは、下記、目標設定の指標として重要な要素5項目の頭文字を抜き出したものです。
1. 具体的である(Specific)
具体的な目標数値を定めます。「もっと訪問者を増やしたい」などの漠然とした目標ではなく、可能な限り数値化できる目標を設定しましょう。
例えば、
- ECの場合:LINE広告で新規顧客を10,000人獲得する
- 美容サロンの場合:LINE公式アカウント経由で月50件の予約を獲得する
2. 測定可能である(Measurable)
数値を目標にした場合、それを測定できなければ意味がありません。「ブランドエンゲージメント」「ソーシャルメディア上での影響力」など、測りにくいものではなく、LINE公式アカウントやLINE広告の管理画面から閲覧できるような具体的で測定可能な数値を設定しましょう。
3. 達成可能である(Attainable)
挑戦しがいがありながら、達成可能な目標を定めましょう。しかし、あまりに壮大な目標を立ててしまうと、途中で挫折してしまうなど、継続的な運用が難しくなることがあります。
4. 経営目標との適合(Relevant)
ビジネスにつながる(売上などに直結する)目標を設定することも重要です。努力の方向性が正しいかを判定する基準にもなります。
5. 期限がある(Time-bound)
いつまでに目標を達成するか、期限を定めます。「いつか達成する」などの曖昧な設定は避けましょう。また、○年後のような長いスパンより、最初は目指しやすい期間(数カ月単位)で検討することをおすすめします。
目標達成に向けてPDCAを活用
目標設定の次の段階として、運用の効果を検証して改善していくためのフレームワークである「PDCA」についても紹介します。PDCAは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取ったもので、この4つのフェーズ(段階)をひとつのサイクルとして実行していく思考プロセスです。
ひとつのサイクルが終わったらまた最初の「Plan(計画)」に戻って繰り返すことがPDCAの流れとなり、LINE公式アカウントやLINE広告の運用効果を向上させる意味でも大切な考え方です。
PLAN(計画):
目標設定を意味します。目標は冒頭で紹介した「SMARTの法則」を参考に組み立て、ここでは目標とのギャップを考えて課題を洗い出し、それに向けた施策を考えていきます。目標に対して具体的な施策を決めて、そこから得られる結果を想定するまでが「Plan(計画)」です。
DO(実行):
PLANで導き出した計画を実行します。大切なのは、計画に沿って実行することと、後で評価や分析ができるように実行内容を記録しておくことです。
CHECK(評価):
DOで行ったことを検証、評価します。「計画通りに実行できたのか」「実行に対する成果は出ているのか」など、評価できる点とできない点を考えます。評価は、客観的な視点から数値などで分析し、結果に対する要因を振り返ることが大切です。
ACTION(改善):
CHECKでの評価を見ながら、これまでのフェーズの反省点などを振り返り、改善策を考えていきます。「目標設定が適切だったのか」「時間や予算に無理がなかったか」などを具体的に洗い出し、次のサイクルのための準備を整えます。しっかり改善点を考えておかなければ、次のサイクルでもまた同じ過ちを繰り返すことになるかもしれません。
まとめ
- 「SMARTの法則」を活用して適切な目標を設定しましょう
- 目標を達成するためには「PDCA」を繰り返しながら効果を高めていくことが重要です